このページでは、
という書籍(本)について、紹介していきます。
本の内容について、要約レビューしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
それでも食べますか―輸入食品を分析してみると【要約・書評レビュー・内容】
「それでも食べますか―輸入食品を分析してみると」という本は、
⇒「日本にある輸入食品の実態(農薬・添加物・栄養価の違いなど)」を学べる内容になっています。
(※本の要約・書評レビュー・内容・感想・評価)
著者は、「農民連食品分析センターの初代所長」で、
長い間、日本の食品安全をチェックし続けてきた人物です。
これから、3つのポイントに要約して、レビュー解説していきます。
内容・要約❶:輸入食品の9割は、書類検査のみ!?
まず、“それでも食べますか―輸入食品を分析してみると”という本では、
⇒「輸入食品の約9割は“書類審査”しか行われていない!」
という内容について、知ることができます。 (※本の要約・書評レビュー・内容・感想・評価)
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私たち消費者のほとんどは、
「どのようにして、輸入品が手元に届いてるのか?」という内部事情を知りません。
「国が管理してくれてるから、まぁ大丈夫でしょw」
という思考で、何も考えずに輸入食品を手に取ることは、少し危険かもしれませんね(^^;
(※本の要約・書評レビュー・内容・感想・評価)
内容・要約❷:輸入品は「有機(無農薬)表示」でも農薬入り!?
“それでも食べますか―輸入食品を分析してみると”という本では、
⇒「輸入食品の場合、“有機(無農薬)”表示でも、農薬入りの可能性がある!」
という危険性についても、学ぶことができます。 (※本の要約・書評レビュー・内容・感想・評価)
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食品分析センターでは、アメリカ産の有機無農薬大豆を使った大豆製品についての分析を行いましたが、有機認証のついた農産物を使用した食品から、農薬が検出されたのにはビックリしました。
ーーいずれも、有機リン系殺虫剤です。検出量は基準値より低かったので違反とはいえませんが、「無農薬」と表示していたものから農薬が検出されたことは問題です。(P-21)
「無農薬」と表示されているのに、農薬入り…
いや、それはマズいw
…でも、法律で違反ではないんですね(^^;
輸入食品(野菜・果実など)は、ポストハーベスト(長距離の輸送でも腐らないように、収穫後に農薬などが添付される)で、残留農薬の問題が多いですが、
まさか、“無農薬表示でも、農薬入り”の可能性があるとは…
ますます、輸入品への信頼が弱くなりますね( ..)φ
(※本の要約・書評レビュー・内容・感想・評価)
内容・要約❸:輸入食材は、国内産よりずっと「栄養価が低い」
そして、“それでも食べますか―輸入食品を分析してみると”という本では、
⇒「輸入食材は、国内産より、ずっと“栄養価が低い”!」
という内容についても、学ぶことができます。 (※本の要約・書評レビュー・内容・感想・評価)
「外国産より、国内産のほうが安全!」
とは、よく聞きますが、食材自体の栄養価については、あまり広まってませんよね。
…
実は、食材の栄養価も、国内産のほうがずっと優れている!
という、実際のデータがあるようです( ..)φ
例えば、「ブロッコリー」の栄養価。
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ブロッコリーはビタミンCの含有量が多く、健康によいと言われていますが、この結果をみると、国産品のほうが総ビタミンCの最高値では197.2ミリグラムと、輸入品と比較して2倍以上もあり、還元型も同じ傾向を示しています。(P-19)
例えば、「レモン」の栄養価。
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栄養成分ですが、ビタミンC含有量を分析すると、レモンの例では、輸入品は国産の85%しかありません。
輸入品は輸送日数が長いため、ビタミンCが減少するからです。(P-25)
また逆に、「産直野菜」は栄養価が、通常と比べてかなり高いようです( ..)φ
食品分析センターで調べたところ、産直の野菜のビタミンCがずばぬけて多いのにはビックリしました。
今回分析したのは房総食料センターの産直野菜ですが、第五訂日本食品標準成分表と比較すると、表V-5(※本書のP98)のようにニンジンが2.9倍から3.4倍、ほうれん草が4.4倍から5.2倍、小松菜が4.2倍など、抜群の含量となっています。(P-96)
(※「日本食品標準成分表」とは、文部科学省が調査した、食品の成分データ。)
他にも、輸入食材と国内産の比較は、いろいろありましたが、
安全性だけでなく、栄養価の面でも、「日本国内産は優秀!」という考えは、間違ってないようですね(^^)
(※本の要約・書評レビュー・内容・感想・評価)
それでも食べますか―輸入食品を分析してみると【感想・評価】
ここまで、“それでも食べますか―輸入食品を分析してみると”という本の内容を、要約レビューしてきましたが、
⇒「日本“輸入食品”の実態を学びたい方」には、おすすめの本です。 (※本の要約・書評レビュー・内容・感想・評価)
著者の石黒昌孝さんは、農民連食品分析センターという、
“募金から生まれた”調査機関の所長なので、内容はフェアで、とても信頼できます。
気になった方は、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか(^^)
輸入食料の安全については、厚生労働省が担当し、全国三十一ヶ所にある検疫所の食品監視課でチェックを行っています。
ーー92.8%は書類審査だけです。書類が整っていれば、水際を通過できる仕組みになっているのです。(P-104~)